P&Gジャパン合同会社、We Connect International、TBWA\HAKUHODOは、女性企業家（株式の51%以上女性が所有権を有する企業であること）を対象とした「P&G Academy女性起業家育成アカデミー」を2022年2月の1ヶ月間開催いたします！

社会の発展とイノベーションの促進のためには、多様な企業·ビジネスリーダーが不可欠です。そんな中、未だ女性起業家・経営者にはビジネスの拡大やグローバルサプライヤーチェーンに参入する際に十分な機会を得られていない状況です。それに対し、P&Gジャパン合同会社とWe Connect Internationalはビジネスの成功に必要なスキルを強化することで、事業発展に貢献することを目的として本プログラムを企画し、今まで、シンガポール、インド ネシア、メキシコ、ブラジル、南アフリカなど世界各地で実施しておりました。日本では、TBWA\HAKUHODOも企画や運用に協力し、2020年9月に第一回のアカデミーが開催されました。

第一回のアカデミーでは、語学教育、フェアトレード、キャリア支援、ファッション、システム、化学工業などの幅広い業界から、年齢や地域もさまざまな 17 名の女性起業家の皆さまが、講義だけでなく、ディスカッションやプレゼンテーションにも意欲的に参加いただきました。

今年もリーダーシップトレーニングをはじめ、マーケティングコミュニケーション、ビジネス計画の策定方法、グローバルビジネスの調達プロセス、イクオリティ＆インクルージョンの推進など、P&Gジャパン合同会社、We Connect International、TBWA\HAKUHODOのナレッジとノウハウを提供できるカリキュラムで構成されています。さらに、P＆Gジャパン合同会社の社長スタニスラブ・ベセラさんや今日本で大活躍の女性社長によるキーノートスピーチ、前回参加者のみなさんとのパネルディスカッションなど、多様なコンテンツでたくさんの学びや出会いができる時間として企画されています。

第一回目アカデミーの参加者のみなさんは、プログラムで学んだことを実際に適応してビジネス結果までつなげたり、他の参加者のみなさんとも今でも親密に交流されております。今回、「普段出会えない女性経営者たちとのネットワークができ、いい刺激になり、大切な財産になった」と答えてくださった第一回目アカデミー参加者ののうち5名の方々に、女性起業家育成アカデミーへの感想やその後の近況についてお伺いしました！

ご回答には下記のみなさまに書面にてご協力いただきました！
・アイ・ビー・エス・ジャパン株式会社　代表取締役社長　望月綾子 様
・明友産業株式会社　代表取締役常務　西口香織 様
・日本精機株式会社　代表取締役　髙橋祐子 様
・株式会社福市Love&sense　代表取締役　高津玉枝 様
・株式会社マスコール　代表取締役　境順子 様
・株式会社マイビジネスサービス　代表取締役社長 村田千世子 様
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What is your objective? – 目指しているのは何か
Q. 去年プログラムに参加して最も印象深かったことはなんでしたか？

望月：プログラム初日のスタンダ社長のオープニングプレゼンが一番印象的でした。資本主義の究極のような大企業のトップが、「会社の発展に一番大事なのは人間関係の構築」とおっしゃったことに衝撃を受けました。中小企業だけが悩んでいるのではなく、どの組織にも共通な悩みであることがよく理解できました。まただからこそ、中小企業の我々にも、良い会社を創ることができるのだと背中を押された気がし、自社でももっとできることがある、頑張ろうと思ったのを覚えています。

西口：どのプログラムもビジネスに即役立つ論理的で明確な内容で、様々な気付きを得られました。特にマーケティングについては、弊社業種の特性から苦手意識がありましたが、非常に興味深い話を伺えました。現在限られたリソースで、「コア」＆「モア」を実践すべく、新事業を創出出来るよう日々頭を捻っています。

髙橋：“What is your objective？(目的は何か？)”という言葉を、大変印象深く覚えています。P＆Gさんのように歴史があって、グローバル規模の会社の運営といえば、多様性に溢れ、そのなかで、どのように社内のベクトルを合わせているのか興味がありました。それに対して、講師の方が繰り返しおっしゃったのが、“What is your objective？”これが、P＆Gに入社して一番聞いたフレーズで、全てはここから始まったとのことでした。どこを目指して頑張るのか、その目指すポイントを明確にすることの大切さを、改めて感じました。

高津：私は、終了間際に行われた参加者それぞれが、P＆Gに自社の製品を売り込むための仮想プレゼンが一番印象的でした。自らの事業を棚卸し、プログラムで学んだステップや分析の仕方で顧客のニーズを探り出し、自社のサービスに合わせて整えていく。そして、それを簡潔なプレゼンにまとめるという一連の作業は、強烈な学びのアウトプットとしての場となりました。
オンラインでの発表後には、P＆Gの社員の方から個別に評価もいただきました。丁寧に聞いてくださり、可能性をさらに広げるようなコメントをいただいたことで学びの確認ができたとともに、モチベーションもさらに上がり、事業をさらに一歩踏み出す勇気をもいただいたような気がします。

境：スタンダ社長のプレゼンに始まり、各最前線のチームでリーダーシップを発揮しているP＆Gの皆さんとの時間は、グローバルな視点からのテクニカルな部分、スキルももちろんなのですが、何と言っても私は彼ら彼女らの在り方が刺激的で、毎回多くの気づきと学びをいただいていました！その冷静な判断力とポジティブでハートフルなマインドは、言葉では語れないくらいでした！

自分が変わり、組織が変わる
Q. プログラムで学んだことを、今でも実践していることはありますか？

望月：「5Eリーダーシップモデル*」です。これも大企業だけに通ずるものと最初は思って聞いていましたが、聞いているうちに、弊社のすべての社員にこのようなリーダーシップを備えてもらうことは現実的にできるのではないかと思えるようになりました。翌週の社内会議で、この5Eモデルを披露し、「自分はどの部分があって、どの部分が欠けていると思うか」を議論しました。まずは自分の自己開示をし、「自分に欠けている部分」を披露したことで、社員も自己開示ができ、とてもよいディスカッションになったのを覚えています。

* 5Eリーダーシップモデル：Envision 未来を描く – Engage コラボレーションする – Energize やる気を出す – Enable パフォーマンスを上げる – Execute 実践する

髙橋：私も、教えてもらったことを忘れないうちに、5Eの勉強会を社内ですぐに実践しました。すると、社内のリーダー達が、素直に反応し理解していってくれました。「何をするにも、目指すところを明確にして、準備を始める」というプロセスの重要点が5Eに含まれていますので、この5Eの内容に沿って計画していけば目的地に到達できる雰囲気が出来ました。実際、弊社は休日を増やすプロジェクトを立ち上げ、実施しております。今のところ、それなりに好結果を残していますので、来年度も、5E方式でさらに休日を増やす計画を考えています！

境：私も、5Eを使ってチームと「game change」に絶賛奮闘中です！

西口： プログラムの最後にいただいたプレゼン・フィードバックでは、いかに相手が望むプレゼン作成が大切か、また取引につながるコンテンツなどが重要かを学びました。早速そのフィードバックをベースにプレゼン資料や弊社サイトをリニューアルし、そこから新たな商談が格段に増えています。

よい会社を創るのは、会社のサイズではない
Q. 今年応募をしたいと思っている方々へコメントがありましたら聞かせてください！

望月：プログラムの講師の方々は、常に社員やサプライヤーの多様性は「戦略である」と言い切っていました。その信念が、会社の隅々まで、社員さんの言動、採用や育成、商品戦略、どこを切り取っても浸透していました。それを短い研修の間に目の当たりにしました。
世界的大企業であってもできることであれば、当社のような40名程度の会社にできないはずはない、そのように思える良い機会でした。よい会社を創るのは、会社のサイズではないということを本研修を受講し改めて認識し、我が社をどのように良い会社にしていくのかを考えるとても良い機会になりました。経営者として自社を考えるとても良い機会で、得るものも多大です。ぜひ受講をお薦めします！

西口： 主催者のファシリテーション能力の高さや、参加者の女性企業家の方々のプレゼンや様々な考え方も必見・必聴です。自己概念を覆されるような気付きがもたらされる「女性企業家アカデミー」に参加しない手はありません。ポジティブに邁進したい女性企業家に推奨します。

村田：リーダーシップからグローバル企業との取引についてまで、これほどまでに多くのノウハウを教えていただけるのか？と思わせるほど、充実した内容でした。私たちは、このチャンスを生かし、学んだことを実践し自ら成長することで、感謝の気持ちを表すことができるのではないかと感じています。
ぜひ、参加されることをお勧めします。

髙橋：セミナーは全て実践的で、どれもすぐに取り入れることのできる内容でした。通常では触れることのない、歴史あるグローバル企業との遭遇は、非常に刺激的でした。
私の場合、5Eが大変自分の中でも落とし込み易かったので、この出会いに感謝しております。今では、何か新しいことを計画するときには、5Eを参考に考えるようにしており、社員にも自分の計画が5Eのポイントを押さえているか確認するように指導するように努力しております。といっても、なかなか完璧な話ではなく、5E風のレベルですが、繰り返し考えていくうちに身につくのではないかと期待しております。ありがとうございました。

高津：圧倒的なマーケティング力を持っている会社といえばP＆G、その会社から直接学ぶ機会をいただきました。データ分析に裏付けられたロジカルな思考、時代をつなぐSNS、さらに、リアルな仕事の現場の経験にもとづき様々な部署の方が講師となり、貴重な時間をいただきました。
第二回目のプログラムが来年開催されるとのこと、俯瞰的な学びの場を得ることが難しい女性企業家にとって素晴らしい場となるに違いありません。

境：今振り返ってもスキルだけでない本質的な学びがぎゅうっと濃密に詰まった芳醇な時間でした。いつかP&G女性起業家育成アカデミーから広がる5Eマインドの女性企業家ネットワークで、チャレンジする未来の仲間と再会できます事を今から楽しみにしています！ぜひ、皆さん自身で体感してみてください。

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P&Gジャパン合同会社、We Connect International、TBWA\HAKUHODOは、これからもすべての人が生き生きと活躍できる社会の実現を目指して、女性企業家/企業家の支援に幅広く活動してまいります。

■ P&G Academy女性起業家育成アカデミー　詳しくはこちら

広報チーム (koho@tbwahakuhodo.co.jp)