社員の「家族」としてのペットを尊重する新制度を導入

11 December 2024

ペットの同伴出勤や看護・介護休暇など、サステナブルな働き方を推進

 

TBWA\HAKUHODOは、社員のサステナブルな働き方と多様性の促進を目的に、2024年12月より、社員の家庭における「家族」としてのペットを尊重する新制度を導入します。具体的には、社員がペットをオフィスに同伴できるルールづくりや、看護・介護休暇の対象にペットを含める制度です。多様な背景を持つ社員が自らのライフスタイルに合った働き方を実現できる環境を提供することで、よりクリエイティビティを発揮できるカルチャーを育むことを目指します。

 

単身世帯が増加するのに伴い、ペットを家族として迎え入れる人が増えています。しかし、生き物と暮らせば看護や介護の問題には誰もが必ず直面するにも関わらず、それらを理由に休暇を申請することは憚られるのが日本社会の現状です。TBWA\HAKUHODOは、社員の家族を尊重し、社員とその「家族」としてのペットが共に快適に過ごせる職場づくりを推進するために、新しい制度の導入を決定しました。

 

日本のオフィス賃貸においてペットの同伴を認めている事例は非常に限られる中、 TBWA\HAKUHODOが入居する芝浦・第三東運ビルのリーシングマネジメント会社であるイーソーコ株式会社にサステナビリティと多様性の促進に賛同していただき、同社の協力のもと、オフィスのペット同伴出勤のルール設計や実施トライアルがスタートしました。

 

ペットと共にオフィスに勤務することは、ペットと暮らす社員の働きやすさの向上を叶えるだけでなく、社内でのコミュニケーションを活性化させることも期待できます。ペットをきっかけに、同僚間での交流が自然と増え、部署や部門を超えた新たな対話の機会が生まれます。また、動物たちによる社員のストレス軽減にも寄与し、職場全体の幸福度が向上することも見込んでいます。 

 

異なる動物種が混在することで生じるトラブルを回避するため、まずは犬を対象としてスタートしますが、将来的に他の動物への拡大も視野に含めています。

 

また、当社が設定している看護・介護休暇の対象にはペットを含んでおり、休暇を利用できる仕組みも整っています。

 

今回の取り組みは、TBWA\HAKUHODOが掲げるサステナビリティへの強いコミットメントに基づいています。今年9月に発表したサステナビリティの基本方針では、「People」「Planet」「Process」の3つのPを基軸に据え、特に「People」に関する取り組みとして、多様性の促進・働きやすさの向上に注力しています。この中で、DEIB(多様性、公平性、包括性、帰属意識)の推進は重要な要素となり、当施もそ制度の導入もその一部として位置づけられています。

 

今回の新制度を通して、多様な背景を持つ社員が自らのライフスタイルに合った働き方を実現できる環境を提供し、よりクリエイティビティを発揮できるカルチャーを育むことを目指します。TBWA\HAKUHODOは、今後もさまざまな観点からサステナビリティを実践し、持続可能な社会に向けた歩みを止めることなく、変化を牽引していきます。

 

【イーソーコ 執行役員 物流不動産部 部長 大谷真也 コメント】

第三東運ビルは、天井高さ6mで無柱の大空間を持つ元・倉庫ビルで、クリエイティブなイメージをカタチにできる“自由度の高さ”と、さまざまなニーズに対応できる“フレキシビリティ”を大きな強みとしています。今回、TBWA\HAKUHODO様からのご要望をきっかけに、ビル運営上の課題の検討を重ね、ペット同伴勤務可能な環境整備が実現しました。
働き方が多様になるなか、ビルに求められる機能も変化してきています。私たちもテナント様の声に気づきを得ることが少なくありません。これからもテナント様と一緒に日々新たな価値を創造し、付加価値の高い唯一無二のビルを目指してまいります。

 

【TBWA\HAKUHODO ワークスタイルデザイン局

人事局 タレンティズム推進部 部長 二階晋平 コメント】

オフィスはこれまで「仕事する場所」でしたが、これからは「生活する場所」という側面も持つべきだと考えています。オフィスは「私」と「公」を切り換えるスイッチではありますが、切り替えるということは「私」の特定の部分は仕事には持ち込めない事も意味します。一方、Disruptionで挑戦を続ける我々には個人のwillこそが重要です。そしてwillの源泉になるのは「私」の部分です。仕事に「私」を持ち込める環境を作ることは我々の成長に必要なことなのです。仕事で自分を押し殺していたら、willを持ち、チャレンジするのは難しいと思います。我々はこの考えのもと、育児・介護・妊活・LGBTQの方が仕事で自分を押し殺す事が無いような制度や環境作りに注力してきましたが、今回のペットもその一環であり、ペットを飼う人にも対象を広げることができました。今後、仕事の中で自分らしさを出し、遊ぶように挑戦する人が増えていくことを期待しています。