TBWA、『Fast Company』が選出する「World’s Most Innovative Companies」に6度目の選出
19 March 2025
TBWA\Worldwideは、Fast Companyが発表する「World’s Most Innovative Companies(世界で最も革新的な企業)」に選出されました。2018年より6回目の選出となり、TBWAが推進するDisruption®の手法が、ビジネスに革新と成功をもたらすことを改めて証明しました。
Fast Companyの「World’s Most Innovative Companies」は、業界を変革し、社会に影響を与えている企業を毎年リストアップして表彰しています。TBWAは、創造性とテクノロジーを融合させた独自のAIプラットフォーム「Collective AI」を活用し、広告・マーケティング業界に新たな価値を提供していることが特に評価されています。
Disruption®とAIの力で未来を切り拓く
今回の受賞の大きな要因は、TBWAのAI活用戦略です。その中核を担うのが、Omnicomのエンドツーエンド(end-to-end: E2E)の生成AIサービス群を基盤とした「Collective AI」です。このAIプラットフォームは、TBWA独自のDisruption®の哲学を取り入れ、創造性とスケーラビリティを飛躍的に向上させるために設計されました。
50年以上にわたるDisruption®のアイデアとインサイトを蓄積し、40か国以上・11,000人を超えるTBWAのクリエイティブマインドを結集。これにより、TBWAが築き上げてきた無数の経験と洞察を活用し、よりインパクトのあるクリエイティブを生み出すことに成功しました。
TBWA\WorldwideのグローバルCEOであるErin Riley(エリン・ライリー)は次のように述べています。
「Disruption®とイノベーションは互いが補完関係にあり、どちらか一方だけでは成り立ちません。だからこそ、私たちのイノベーションへのコミットメントが一貫して評価されていることは、非常に誇らしいことです。カルチャーの均質化が進み、ブランドの差別化が困難になった今日、Disruption®とイノベーションに根ざしたカルチャーとクリエイティブの重要性はこれまで以上に高まっています。私たち11,000人のクリエイティブマインドは、『退屈を打ち破り、ありきたりをなくす』という使命のもと、緻密に設計されたDisruption®の力を活かし、ブランドパートナーとともに商業的価値を生み出していきます。この取り組みこそが、来年もこのリストに選ばれるための鍵になると信じています。」
TBWA\HAKUHODOのイノベーションへの挑戦
このたびの受賞を受けて、TBWA\HAKUHODOのHead of Innovationである米澤香子は次のようにコメントしています。
「TBWA\HAKUHODOのすべての活動の中心には、イノベーションがあります。私たちはグローバルネットワークの強みを活かし、日本から新たな価値を創造し続けています。特に、2024年に設立した『Innovation Hub』では、クライアントと共に未来のビジネスや体験を共創し、ビジョン構築からプロトタイピング、PoC(概念実証)、製品・サービス開発まで、一貫してサポートしています。
その一例として、日産と共同開発した「イルヨ」が挙げられます。「イルヨ」は、自動車を運転中のドライバーと後部座席のチャイルドシートに座っている子どものコミュニケーションを支援するためのロボットです。行動研究とAI技術を活用し、赤ちゃんの泣き声に応じて反応させることにより、運転中の親子のストレスを和らげることを目指しました。これは、私たちが創造性、データ、テクノロジーを融合させ、実生活の体験を向上させた事例のひとつです。
また、日産と協力した「The Unreal Car Drop」では、次世代の人々とクルマの関わり方を再定義しました。特にZ世代のクルマ所有に対する価値観の変化を踏まえ、日産のコンセプトカーをFORTNITEの仮想空間に登場させ、「Electrify the World」というゲームを通じて彼らに未来のモビリティを体験できる機会を提供しました。このキャンペーンでは、累計12万時間以上のインタラクションを生み出し、それまでブランドと接点がなかった新しいオーディエンスとの接点を生み出しました。
このようなプロジェクトを通じて、私たちは時代を超えて残るイノベーションを生み出し続け、常に新たな可能性を追求し、日本から世界へと影響を与え続けていきます。」