19 December 2022
社員一人一人に成長・挑戦できる環境を提供する ー “Talentism”
ニューノーマル時代の新たな会社の在り方を模索する今年、TBWA\HAKUHODOは改めて我々の存在意義と、これから向かうべき方向を指針化し、「この社会に、意味ある変化をつくりだす。」というミッションを宣言しました。このミッションを実現するためには、TBWA\HAKUHODOのパイレーツ(社員)一人一人が自分のタレント(才能)をさらに伸ばし、常にクリエイティビティを発揮し新しいアイディアに挑戦することが大切だと考えています。
そこで、TBWA\HAKUHODOは2021年から、世界情勢の改善に取り組む国際機関である世界経済フォーラム(WEF)でキーワードと登場した「タレンティズム(Talentism)」の考え方を採用し、TBWA\HAKUHODOならではのTalentismを積極的に推進してきました。社員一人一人がクリエイティビティを常に発揮するCreativity Companyとして、「人」を第一に考え、社員の個性と創造力を引き出し、才能を伸ばす機会を提供すること。そしてそれぞれが常に学び、新しい冒険への挑戦ができるように会社が全面的にサポートする、それがTBWA\HAKUHODOのTalentismです。
今回のSTORIESでは、CEOの今井明彦とCOOの井木クリスに、タレンティズム推進に込めた想いと、タレンティズムを実現するための「Talentism Actions」について話を伺いました。
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Q. CEO /COOが考える「タレンティズム」はどのようなものでしょうか?
CEO: Creativity Companyである我々は、メーカーのように商品があるわけではなく、最大の強み・価値は人そのものだと考えています。なので「人」を中心に置く経営は当然のこと。「この社会に、意味ある変化をつくりだす。」というミッションの実現は、経営陣だけではなく会社全体一丸となって推進していくべきものだし、今だからこそ強化する必要があると考えています。
COO: 私は、“Creativity belongs to all employees(クリエイティブは社員一人一人が発揮するもの)”と信じています。私が思うタレンティズムとは、社員みんなが持っている才能をより引き出す機会、学び・チャレンジの機会を与えることによって従来持っているタレントをさらに発展させる、引き出すという理念です。
Q. このタイミングで「タレンティズム」を掲げた理由は何でしょうか?
CEO: コロナ禍において情報取得行動、購買行動、社会に対する意識、働き方、全てが大きく変わっていく中で、我々は常に自分たちをDisrupt(創造的破壊)し、成長し続けかなければいけません。成長するためにも我々が新しい挑戦を楽しめるような会社にしたい。新しいことに挑戦し、学び直し、また挑戦していく。そういった環境を推し進める必要があると考え、「タレンティズム」を明文化しました。
COO: パンデミックの中、世の中も変わって、「ポストコロナ」, 「ニューノーマル」という言葉をよく耳にします。しかし、「ニューノーマル(New Normal、新しい考え方・生き方)」が実際にどういうものかを具体的に描いたことはなく、全く未知な領域であり、これから社会が一緒に模索しながら作っていかないといけないものだと考えています。会社としても、新たな挑戦をしていくにあたって、一旦リセット「The Great Reset (グレート・リセット、全てを考え直す)」というのを我々もしないと、新たなチャンレジは難しいのではないかと信じています。そういう意味で、会社の利益だけでなく社員一人一人のタレントを中心に置いた方針を掲げることで、Creativity companyとしての成長に挑みたいという想いがありました。
Q. 「タレンティズム」を推進するために、どのような施策を実施しましたか?
CEO:個人の成長に前向きな姿勢と新たな学びが、結果、社会に意味の変化をつくりだす「Creativity Company」へつながる考えで、会社が社員に新たな機会を提供するActionsと、会社・組織として制度・インフラを整えるActionsで構成された「Talentism Actions」を発表しました。その中の主要な施策をいくつか紹介したいと思います。
【会社が社員に新たな機会を提供するActions】
・キャリアサポートセンター:国家資格を持ったキャリアのプロによるカウンセリングで社員の成長をサポートする専門組織を新設。希望する社員だけでなく、入社後一定の期間が経つ社員全員を対象に、定期的かつ体系的なカウンセリングを開始しました。各自がキャリアの現状を確認し、次のステージに進むための計画を立てるサポートを行っています。
・副業制度導入:副業は個人にとって刺激的な成長の機会であり、自己実現や自己表現の手段になりうると考えています。また、副業によるスキルや人脈を本業に還元・個人の成長促進こともできます。このような観点から、副業に関するルールやマニュアルを整備し、標準的な報告プロセスを確立することで、副業の常態化を図りました。
・他社留学トライアル:TBWA\HAKUHODOに在籍しながら他社のプロジェクトに参画できる制度。さまざまなプロジェクトを経験しながら、新たに身につけたい現場力を身につけ、それを本業にも活かしてもらうことを目的としています。
・MR / MVコミュニケーション:メタバースを活用した新たな働き方やコミュニケーションの模索。最近は経営会議をメタバースで行い、一般社員が社長のアバターを使い自由に会社について意見や思いを共有する企画を行いました。メタバースを活用した施策はこれからも積極的に続けていく予定です。
【会社・組織として制度・インフラを整えるActions】
・人事制度アップデート:「挑戦」「成長」を軸に社員が発揮しているパフォーマンス状態をベースとし目標設定、評価していく制度にアップデートします。
・ログシステムアップデート:自動的に勤務時間を計算できるシステムを導入、メンバーは自分の勤務時間を計算し、システムに入力することが容易になりました。また、会社としても労働時間の管理を大幅に効率化し、社員が入力した情報の有用性を最大限に高めることができるようになりました。
・AI翻訳ツール導入:精度の高いAI翻訳ツールを導入し、日本語・英語両方で行われる業務を飛躍的に効率化しました。今後も引き続き、さらにチームのパフォーマンス効率を高める新技術を検討・導入していく予定です。
Q. 「タレンティズム」の推進により社員にはどのような変化が生まれるのでしょうか?
CEO: 社員それぞれの個性を生かして成長を促していくのが会社の役割です。Talentism Actionsを通じて社員が成長・挑戦できる環境を整備、成長の方向性をサポートし、それを可視化しながら挑戦と成功を楽しめるフィールドを提供できると考えています。
COO:会社として今まで以上に社員にいろいろな成長する機会を与えることによって、社員一人一人がプロとしてより成長し、会社のベネフィットだけでなく、社会人としてより良い人材になれる機会を提供できるのではないでしょうか。
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TBWA\HAKUHODOは、タレンティズムを継続的・積極的に推進していくために、”タレントマネジメント部”を人事局の傘下に新設しました。
「TBWA\HAKUHODOは、社員一人一人が挑戦と成長を楽しめるようになることを目指して、「タレンティズム」を推進しています。Creativity Companyとして、社会に意味のある変化をつくりだし続けるために、一人一人の貢献と努力が必要であり、そうしていくことが、我々の会社の持続的な成長につながると信じています。これからも、タレンティズムを通じて、社員に今ままでできなかった挑戦の場を提供し、それぞれの成長をサポートしていくために努めてまいります。」(タレントマネジメント部 部長 二階晋平)
TBWA\HAKUHODOは、これからも、社員一人一人の才能を尊重し、Disruptiveなアイディアで、よりその才能が最大化する機会の提供や、制度の設置に力を入れていきます。今回掲げたTalentismで生まれた変化は、今後のSTORIESにて改めてご紹介します。お楽しみに!
広報チーム (koho@tbwahakuhodo.co.jp)